ページの先頭

西村書店

オンラインショップ

医学書を中心に芸術書、絵本、一般書を発行する総合出版社

言葉の色彩と魔法

ISBN:978-4-89013-998-9

販売価格:2,860円(本体2,600円、税260円)

購入はこちら

  • 紀伊国屋書店
  • HMV&BOOKS online
  • ヨドバシドットコム
  • 全国書店ネットワーク e-hon
  • Honya Club
  • Rakuten ブックス
  • TSUTAYA オンラインショッピング
  • 7net shopping
  • honto
  • amazon
  • 下記書店ではサイトから店舗の在庫状況を確認いただけます。
在庫
在庫あり
個数

書誌情報

著者・訳者:ラフィク・シャミ 著 ロート・レープ 絵 松永美穂 訳
版型・ページ数:A4変型・上製・168ページ
発行年:2019年05月24日

ためしよみ

内容

世界的ベストセラー『夜の語り部』から30年。
シリアの亡命作家シャミによる、珠玉のショートストーリー集。

全59編に妻で画家のレープが美しいイラストを描いたオールカラー愛蔵版!
語りの魔法使いシャミが紡ぎだす言葉と、レープの幻想的な絵が織りなす、
“物語の宝庫”へようこそ。

1971年にシリアから亡命して半世紀。
著名なドイツ語作家となったラフィク・シャミは、世界的ベストセラー『夜の語り部』をはじめ、『空飛ぶ木』『蠅の乳しぼり』などのメルへンあふれる作品を発表し、今なお精力的に世に作品を送り出し続けています。

シャミ文学のエッセンスの詰まった本書には、過去の作品からの抜粋または一部を書き換えた54編に、書き下ろし5編を収録。

ダマスカスでの子ども時代の回想、メルヘン仕立ての短編、アラブの政治や民族のメンタリティを風刺的に書いたものなど、多彩なラインナップは、絶妙なおかしみを漂わせながらも哲学的な視点で人間の真理をとらえています。
59編のショートストーリーすべてに、妻であり画家のロート・レープが絵を描いた珠玉の愛蔵版。

※対象/中学生以上

主なメディア紹介
●『本の雑誌』2019年8月号 新刊めったくたガイド(林さかな氏)

イベント報告
●『言葉の色彩と魔法』本と音楽の会/2020年9月13日(日)17:30〜19:30

この催しのためにチェリストの植草ひろみさんが本書を読み込み、
オリジナル曲をつくってくださいました。当日の演奏を動画サイトからご覧になれます。
豊かな音色で表現されたシャミの世界。ぜひお楽しみください!


※イベントの様子はnoteでもご紹介しています。
西村書店note
『言葉の色彩と魔法』本と音楽の会  〜シャミの世界広がる チェロの音色〜


ラフィク・シャミ(Rafik Schami)
1946年シリアのダマスカス生まれ。
1971年よりドイツ在住。
大学で化学を学び、1979年に博士号を取得した。
1982年以降、作家として活動し、世界150万部のベストセラー『夜の語り部』や『空飛ぶ木』『蠅の乳しぼり』『モモはなぜJ・Rにほれたのか』『夜と朝のあいだの旅』『ミラード』(以上、西村書店)などを発表。
ドイツ語圏におけるもっとも成功した作家の一人である。
作品は27の言語に翻訳されており、多数の賞を受賞。『片手いっぱいの星』(岩波書店)でチューリヒの児童文学賞を、2010年に『愛の裏側は闇』(東京創元社)に対してIPPY(独立出版社書籍賞)ゴールドメダル賞を、2011年には忘却に抗し民主主義を支援する文学に対して贈られるゲオルク・グラーザー賞を受賞している。


ロート・レープ(Root Leeb)
1955年ドイツのヴュルツブルク生まれ。
大学でドイツ文学、哲学、社会教育学を学ぶ。
外国人のためのドイツ語教師として2年間働いた後、ミュンヘンの市電の運転士を6年間務める。
現在は作家・画家としてマインツ近郊に在住。
ドイツのars vivendi社から2001年に『水曜日は女性サウナの日』、2003年に『トラムの女』(ともに未邦訳)、2012年に長編小説『ヒーロー 家族の肖像』(邦訳は西村書店)を出版。

松永美穂(まつなが みほ)
1958年愛知県生まれ。
早稲田大学文学学術院教授。
専門はドイツ語圏の現代文学・翻訳論・ジェンダー論。
著書に『誤解でございます』(清流出版)、訳書には2000年に毎日出版文化賞特別賞を受賞した『朗読者』(新潮社)、『三十歳』(岩波書店)、『夜の語り部』『ナミコとささやき声』(ともに西村書店)など多数。
絵本の訳書には2015年に日本絵本賞翻訳絵本賞を受賞した『ヨハンナの電車のたび』、そのほか『キツネとねがいごと』『たいこたたきの少年』(以上、西村書店)などがある。

関連書籍