書誌情報
著者・訳者:リュイス・プラッツ 著 寺田真理子 訳
版型・ページ数:四六判・上製・176ページ
発行年:2017年05月03日
内容
スペイン文化省賞受賞 プラッツの初邦訳!
歌声と愛あふれる感動の軌跡!
教え子に、かつての恋人に、そして、音楽に―。
愛情を捧げつくした一人の女性教師の物語
あと少しで定年というときに、突然の転勤を命じられたコリニョン先生。
ラバル地区の小学校の子どもたちは言うことを聞かず、クラスがまとまらない。
そこで、コーラス隊を結成することを思いつき、練習を始めるのだが――。
バルセロナを舞台に、様々な国や境遇の子どもたち、かつてのピアニストの恋人、そして音楽への愛に一生を捧げた女性の心温まる物語。
著
リュイス・プラッツ(Lluís Prats)
1966年にスペインのバルセロナに生まれる。人文・考古学の学位を取得し、歴史研究に数年間従事する。教師、編集者を経てアメリカのロサンゼルスにある映画製作会社に勤務。『El libro azul(青い本)』や、スペイン文化省賞を受賞した『Los genios del Renacimiento y del Barroco italiano(ルネサンスとイタリアバロックの天才たち)』など(いずれも未邦訳)、研究書・小説を含め十数冊の著作がある。
訳
寺田真理子(てらだ まりこ)
長崎県出身。幼少時よりラテンアメリカ諸国に滞在。東京大学法学部卒業。多数の外資系企業での通訳を経て現在は執筆・翻訳・講演活動を行う。2011年に日本読書療法学会を設立し、普及に尽力。日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラー。著書に『うつの世界にさよならする100冊の本』(SBクリエイティブ)、『パーソンセンタードケア講座』(全国コミュニティライフサポートセンター)、訳書に『私の声が聞こえますか』(雲母書房)、『なにか、わたしにできることは?』(西村書店)など。