書誌情報
著者・訳者:ジェイド・パーキン 文・絵 おおくぼ かおり 訳
版型・ページ数:A5変型・上製・26ページ
発行年:2025年4月中旬
内容
命の大切さを考える グリーフ(深い悲しみ)の絵本
思い出は まるで あたたかなセーターみたい。ぎゅっと 抱きしめることもできる。
ママが いってしまったって。
どこに いってしまったの?
だいすきなママを病気で亡くし、
さまざまな感情や喪失感を抱えている小さな女の子とパパ。
女の子は、ママのセーターをかいだり、触ったり、着たりすることで、なぐさめを感じています。
けれど…。
死別にともなう「グリーフ(深い悲しみ)」と生きることについて、子どもの目線で描かれた絵本。
世界14か国で刊行。
●推薦のことば
子どもの保護者が亡くなるということは、子どもの心と体に深く影響を与えます。保護者を失った子どもへの身体・心理・社会的な支援、すなわち死別にともなうグリーフケアは切実に求められています。(中略)わかりやすい日本語とやさしい絵からなる本書はグリーフケアを必要とする子どもにふさわしく、子どもに接する関係者にご一読いただきたく思います。
—— 国立成育医療研究センター理事長 五十嵐 隆
・大切な人との死別によって、グリーフを抱えている子どもたちが実際に体験することや感じることがリアルに描かれている。(チャイルド・ライフ・スペシャリスト)
・思春期の子どもたちにも読んでほしい。ケアが必要な人たちの心によりそう絵本。(公認心理士)
・子どもの気持ちが淡々とそしてリアルに描かれているところがよい。(病棟保育士)
・生と死について自分自身も考えさせられた。子どもたちにそっと手渡してあげたい。(絵本専門士)
文・絵
ジェイド・パーキン
イラストレーター、作家。イギリスのブリストルを拠点に、世界中の雑誌や書籍などの仕事を手がける。母親を病気で亡くした経験から、グリーフをテーマにしたコミックを制作。数年後、出版社から子ども向けのグリーフの絵本の依頼を受けて、本書が生まれた。多くの子どもたちがこの本を手にし、グリーフが身近な存在として受け入れられるようになってほしいと願っている。
訳
おおくぼ かおり
チャイルド・ライフ・スペシャリスト(CLS)。早稲田大学卒業後、渡米。ラバーン大学大学院修士課程を修了し、CLSの資格を取得後、帰国。CLSとして、子ども病院や市民病院などの勤務をへて、現在、聖路加国際病院にて、病気の子どもやその家族の心のケアにたずさわる。
*チャイルド・ライフ・スペシャリスト(CLS):子どもや家族が安心して病気や治療と向き合っていけるよう、心理社会的ケアを提供する専門職。