著者・訳者:デビー・ダディ 文 ジュリアナ・オークリー 絵 竹内 薫 訳 山内 豊明 医学監修
版型・ページ数:A4変型・上製・42ページ
発行年:2023年10月21日
ためしよみ
【2023年ノーベル生理学・医学賞 受賞!】
好奇心とあきらめない心。女性科学者カリコ氏をえがいた伝記絵本
ハンガリーで生まれ育ったカタリンは、
小さな細胞が集まって生き物の体ができていることを知ってびっくり。
「科学者になりたい」と決心します。
お母さんは言いました。
「あなたがノーベル賞をもらうのを楽しみにしているわ」。
mRNAに注目してから40年間、カタリンはさまざまな困難にも負けずに研究を続け、
ついにmRNAのワクチン利用に道をひらく方法を発見します。
この大発見のおかげで、新型コロナウイルス感染症が世界で大流行したとき、
すみやかにワクチンが作られ、多くの人びとを救ったのです。
カタリンのmRNA研究への挑戦は今も続いています。
●総ルビ(※巻末の一部は除く)
●カタリン・カリコ氏は、共同研究者であるドリュー・ワイスマン氏とともに、
mRNAワクチン利用の研究が評価され、2023年ノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
●全国学校図書館協議会「第57回夏休みの本(緑陰図書)」(2024年)に選定されました。
https://www.j-sla.or.jp/about/about-000334.html
作者・訳者 プロフィール
文
デビー・ダディ(Debbie Dadey)
小学校の元教師であり、学校司書。「ベイリースクールキッズの冒険」「マーメイドの物語」シリーズ(いずれも未邦訳)など200冊近くの本の著者であり、共著者。本書は初めての伝記絵本である。3人の子どもたちをはじめ、多くの情報源からインスピレーションを得ている。夫と2頭の保護犬とともにアメリカのテネシー州のログハウスに暮らしている。
www.debbiedadey.com
絵
ジュリアナ・オークリー(Juliana Oakley)
子どものころから絵を描くことが大好きで、さまざまな場所を旅したり住んだりして、多様な文化や風景を吸収してきた。本書を描くにあたり、パンデミックによる世界中の変化を目にして多大な影響を受けた。夫、子どもたち、猫、犬とともに美しいバーレーン王国に在住。
www.julianaoakley.com
訳
竹内薫(たけうち かおる)
1960年東京生まれ。猫好きサイエンス作家、理学博士。YES インターナショナルスクール校長。ZEN 大学(仮称、2025年開学予定)の教員に就任予定。主著に『99.9% は仮説』(光文社)、『宇宙のかけら』(青土社)など、訳書に『超圧縮地球生物全史』(ダイヤモンド社)など、監修書に『すごい! ミミックメーカー』(西村書店)などがある。地球環境問題や犬猫の殺処分問題などでも積極的に発言している。趣味は野鳥撮影、カポエイラ、ルービックキューブ。
医学監修協力
山内豊明(やまうち とよあき)
放送大学大学院教授、名古屋大学名誉教授、医学博士、看護学博士。