著者・訳者:クリステン・ノードストロム 文 ポール・ボストン 絵 竹内 薫 監修 今井悟朗 訳
版型・ページ数:A4変型・上製・46ページ
発行年:2023年07月06日
ためしよみ
どうやって空をとぶ鳥から世界一速い新幹線が生まれたの?
生き物の「まね=ミミック」から新技術を開発した10人の発明家が登場
・「カワセミ」が新幹線に!
・「葉っぱ」が太陽電池に!
・「サメのはだ」が抗菌加工に!
・「昆虫」が集水ボトルに!
・「菌」と暮らして強いイネに!
・「ザトウクジラ」が風力発電に!
・「カエデの種」が空飛ぶマシンに!
・「ヤモリ」がくっつくシートに!
生き物の世界にはおどろきがいっぱい。
「ミミックメーカー」は、生き物のすぐれたところやしくみを見つけて研究し、
まねをして、
人びとの役に立つ新しいテクノロジーや製品を発明します。
10人の「ミミックメーカー」を紹介しましょう。
日本の仲津英治さんもその一人。
どの人も不思議がり、疑問を投げかけ、生き物や自然からすばらしいアイデアを集めています。
生き物たちは最高の先生です!
●米国科学振興協会AAAS/SubaruベストSTEM絵本賞 受賞
●総ルビ(※巻末の一部は除く)
作者・監修者・訳者 プロフィール
文
クリステン・ノードストロム(Kristen Nordstrom)
ノンフィクションの作家、教師。アメリカ・カリフォルニア州にあるSTEAM
※の小学校で教える。自身の授業では、子どもたちが外へ出て、見たものをスケッチし、疑問を投げかけ、自分たちの発明品を考えだしている。だれもがミミックメーカーになれると信じている。本書が初めての著作。
www.kristennordstrom.com
※STEAM(スティーム):Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学・ものづくり)、Art(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)の頭文字を組み合わせた教育概念。
絵
ポール・ボストン(Paul Boston)
イギリスの南ウェールズに住み、子ども向けの本にイラストをせっせと描いている。この本に取り組んでから、いつか自分でサマライ・ドローンを飛ばしてみたいと思っている。日本へ旅行して新幹線で山地に入り、カワセミやホタルを探しに行きたいとも考えている!
監修
竹内薫(たけうち かおる)
1960年東京生まれ。猫好きサイエンス作家。YES International School 校長。主著に『99.9% は仮説』(光文社)、『宇宙のかけら』(青土社)など、訳書に『超圧縮地球生物全史』(ダイヤモンド社)など、監修書に『もし、水がなくなるとどうなるの?』(西村書店)などがある。地球環境問題や犬猫の殺処分問題などでも積極的に発言している。趣味は野鳥撮影、カポエイラ、ルービックキューブ。
訳
今井悟朗(いまい ごろう)
1971年横浜生まれ。主な訳書に『もしもせかいがたべものでできていたら』(フレーベル館)、『スチームパンク・ストーリー』『引き算のデザイン』(ともにグラフィック社)など。