著者・訳者:ステファニー・ロス・シソン 文・絵 上遠恵子 監修 おおつか のりこ 訳
版型・ページ数:A4変型(ヨコ長)・上製・38ページ ※総ルビ
発行年:2022年10月04日
ためしよみ
ベストセラー『沈黙の春』を発表し、
のちの環境保護運動に大きな影響を与えたレイチェル・カーソンの伝記絵本。
ちいさなレイチェルは目をこらし、耳をすませました。
鳥のさえずり、虫の羽音。
自然のリズムのなかで暮らしていました。
あるとき、鳥がうたうのをやめ、自然が声を失いはじめたことに気がつきました。
いったいなぜ? だれのせいで?
レイチェルの一生をかけた調査、勇気ある行動は、
人びとの環境への意識を高め、社会全体の考え方を大きく変えたのです。
環境の汚染や破壊をくいとめ、たくさんの生きものが支え合って暮らしていける地球にするために、
人間はどうしたらいいのでしょう。
レイチェルの言葉は今、ますますその重みを増しています。
※常用漢字使用 ※すべての漢字にふりがな
文・絵
ステファニー・ロス・シソン(Stephanie Roth Sisson)
多くの絵本や子どもの本の挿し絵を手がけるイラストレーター。小さなころレイチェル・カーソンの本を読んで感動し、現在も作家・画家としてカーソンの影響をうけている。作品に『星のこども カール・セーガン博士と宇宙のふしぎ』などがある。アメリカ・フロリダ州とモーリシャス島を行き来して暮らしている。
監修
上遠恵子(かみとお けいこ)
エッセイスト、レイチェル・カーソン日本協会会長。東京薬科大学卒業。研究室勤務、学会誌編集者を経て、現在にいたる。訳書に『海辺 生命のふるさと』『潮風の下で』『センス・オブ・ワンダー』などのカーソンの作品、伝記など多数。監修書に『13歳からのレイチェル・カーソン』、著書に『レイチェル・カーソン いまに生きる言葉』などがある。東京都出身。
*レイチェル・カーソン日本協会ホームページ
http://j-rcc.org/
訳
おおつかのりこ(おおつか のりこ)
福島県で生まれ、緑の山のふところで育つ。自然を愛するキャンパー。訳書に『100歳ランナーの物語 夢をあきらめなかったファウジャ』、『わたしのかぞく みんなのかぞく』、著作に『感染症と人類の歴史』全3巻(第24回学校図書館出版賞受賞)などがある。日本国際児童図書評議会(JBBY)理事、やまねこ翻訳クラブ会員。