著者・訳者:プニーナ・ツヴィ、マーギー・ウォルフ 文 イザベル・カーディナル 絵 金原瑞人 訳
版型・ページ数:A4変型・上製・34ページ
発行年:2020年01月27日
ためしよみ
勇気と知恵で生きのびた姉妹の実話
両親から3枚の金貨をわたされた姉のトビーは、
どんなことがあっても、ぜったいに妹のレイチェルといっしょにいることを約束します。
ナチスは両親を連れ去り、姉妹はアウシュヴィッツ強制収容所に送られます。
そこではおそろしい危険が待ち構えていました。
友だちといっしょにつらい労働に耐えながらも、希望を胸に生きる日々。
ところがある日、レイチェルは病にたおれ、連れていかれてしまいます。
トビーは死を覚悟して妹を助けようとしますが……。勇敢な姉妹の感動の実話。
●解説 NPO 法人ホロコースト教育資料センター代表 石岡史子氏
※読者対象:小学校4年生〜 ※小学校3年以上の漢字にふりがな
●北海道学校図書館協会選定【夏休みにおすすめする本2020】(小学校・中学年)
http://sla.gr.jp/~hokkaido-sla/pdf/2020sv_ph.pdf
主なメディア紹介
●公明新聞2020年3月28日付「ひこ・田中の絵本カフェ」書評
●しんぶん赤旗2020年3月28日付「子どもの本」紹介
●朝日新聞2020年4月25日付「子どもの本棚」書評(絵本評論家・作家 広松由希子)
文
プニーナ・ツヴィ
イスラエルのテルアビブを拠点に活動しているジャーナリスト、ラジオホスト。本書の主人公であるレイチェルの娘。
マーギー・ウォルフ
カナダのトロントにある、児童書や一般書を刊行する出版社セカンド・ストーリー・プレス社を経営している。本書の主人公であるトビーの娘。
絵
イザベル・カーディナル
17年前にイラストの仕事を始める。ヴィクトリア朝の写真を自身のテクスチャーや写真や絵と組み合わせるデジタル・コラージュの手法を用い、独特のスタイルを追求している。カナダのモントリオール在住。
翻訳
金原瑞人(かねはら みずひと)
1954年岡山市生まれ。法政大学教授・翻訳家。訳書は児童書、ヤングアダルト小説、一般書、ノンフィクションなど550点以上。訳書に『不思議を売る男』『青空のむこう』『ガール・イン・レッド』『さよならを待つふたりのために』『国のない男』『月と六ペンス』『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる ハプワース16、1924年』など。共訳に『ネルソン・マンデラ』など。また、エッセイ集に『サリンジャーに、マティーニを教わった』、日本の古典の翻案に『雨月物語』『仮名手本忠臣蔵』、監修書に『13歳からの絵本ガイド』など。
●金原瑞人オフィシャルホームページ
https://kanehara.jp/