著者・訳者:ローズマリー・マカーニー/ジェン・オールバー/国際NGOプラン・インターナショナル 文 西田佳子 訳
版型・ページ数:A5変型・上製・96ページ
発行年:2019年03月16日
ためしよみ
性差別、貧困、児童労働など、
世界各地で起こっている問題を考えるための1冊。
女の子だからという理由で、
先進国に生まれ育つ子どもたちに当たり前のように与えられているものが、
与えられない子は世界にたくさんいます。
たとえば、学校に行かせてもらえなかったり、食べ物を十分にもらえなかったり、
13歳や14歳で結婚を強いられたり、借金の肩代わりに労働を強いられたり……。
この本に紹介されている8人の女の子たちも、そんな境遇に育ちました。
でも、彼女たちは夢を心の支えに、決してあきらめません。
貧困の連鎖を断ち切るためにはどうすればいいのかを考え、
それに向かってひたむきに進む姿は、その子だけでなく周りにも変化をもたらします。
性差別、児童労働、貧困など、
世界中の女の子が抱える問題について知り、考えてみるのにも最適な1冊。
※読者対象:小学校高学年以上/常用漢字使用/小5以上の漢字にルビ
令和元年度 社会保障審議会児童福祉文化財推薦作品選定
公益財団法人 図書館振興財団
「子どもの本 この1年を振り返って 2019」おすすめ図書リスト
【ノンフィクションの部〈伝記・生き方〉】
主なメディア紹介
・『京都新聞』ひこ・田中「絵本からの招待状」38 (2019/07/03付)
著者のひとりであるローズマリー・マカーニーは、
カナダのプラン・インターナショナル前代表。
プラン・インターナショナルのグローバルキャンペーン、
「Because I am a Girl(わたしは女の子だから)」の立ち上げに関わりました。
同キャンペーンは、女の子を取り巻くリスクから守り、
彼女たちが生きる力を発揮できるよう促すことで、貧困や差別、暴力のない世界を目指します。
《世界に生きる子どもたち》シリーズ
・
『すごいね! みんなの通学路』(第64回青少年読書感想文全国コンクール課題図書〈小学校中学年の部〉選定)
・
『私はどこで生きていけばいいの?』
・
『男の子でもできること みんなの未来とねがい』
文
ローズマリー・マカーニー(Rosemary McCarney)
カナダの国連大使および国連のジュネーブ軍縮会議の常任理事。カナダのプラン・インターナショナル前代表。プラン・インターナショナルのグローバルキャンペーン「Because I am a Girl(わたしは女の子だから)」を立ち上げたメンバーのひとりでもある。同キャンペーンは、女の子を取り巻くリスクから守り、彼女たちが生きる力を発揮できるよう促すことで、貧困や差別、暴力のない世界を目指している。国連の「国際ガールズ・デー」(10月11日)制定にも尽力した。主著に、『マララさん こんにちは 世界でいちばん勇敢な少女へ』『すごいね! みんなの通学路』『私はどこで生きていけばいいの?』(以上、西村書店)がある。
文
ジェン・オールバー (Jen Albaugh)
小学校教師と図書館司書を経験し、現在はフリーライター兼編集者としてトロントで活動中。プランの活動と「Because I am a Girl」プロジェクトに深く感銘を受けた。
訳
西田佳子(にしだ よしこ)
翻訳家。東京外国語大学英米語学科卒業。東京都武蔵野市在住。主な訳書に、クロンビー「警視シリーズ」(講談社)、モンゴメリ『赤毛のアン』(西村書店)、プリーストリー『ホートン・ミア館の怖い話』(理論社)、『わたしはマララ』(共訳・学研プラス)、『マララさん こんにちは』『マララの物語』『すごいね! みんなの通学路』『私はどこで 生きていけばいいの?』『赤毛のアン』『小公子セドリック』『ファング一家の奇想天外な謎めいた生活』(以上、西村書店)など。