著者・訳者:【編】ロス/カバレロ/カズンズ/タッカー/ジーグラー 【総監訳】稲垣暢也/中屋豊 【監訳】佐々木敏/田中清
版型・ページ数:B5判・上製・1,368ページ
発行年:2018年11月15日
ためしよみ
進化しつづける栄養科学の名著。
1950 年の初版刊行以来、栄養素の代謝と機能の基礎から臨床への応用まで、
常に最新かつ包括的で信頼のできる内容を読者に提供することで定評のある本書は、
アメリカでは栄養学の最も権威ある教科書として知られている。
最新版(11 版)では、疾病の栄養と栄養管理に関する最新の概念と、
実際的な問題についての新しいトピックス(機能性食品、栄養補助食品、
ニュートラシューティカル、プロバイオティクスとプレバイオティクス、
エピジェネティクス、栄養センシング、減量手術、癌性悪液質など)が多数紹介されている。
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対象
医師、管理栄養士、看護師、健康食品メーカー、スポーツ栄養士、製薬会社、スポーツ医科学研究者、サプリメント研究者、病院図書室、糖尿病専門医、ダイエットカウンセラー、食事療法士、トレーナー(摂食障害)、老健施設など
目次
I 部 特異的食事栄養素
A 食事からの主要な栄養素
1章 タンパク質とアミノ酸
2章 炭水化物
3章 食物繊維
4章 脂質,ステロール,およびその代謝産物
5章 エネルギーの必要量:評価と必要量
6章 水,電解質と酸-塩基代謝
B ミネラル
7章 カルシウム
8章 リン
9章 マグネシウム
10章 鉄
11章 亜鉛
12章 銅
13章 ヨウ素
14章 セレン
15章 マンガン
16章 微量元素
C ビタミン
17章 ビタミンA
18章 ビタミンD
19章 ビタミンE
20章 ビタミンK
21章 チアミン
22章 リボフラビン
23章 ナイアシン
24章 ビタミンB6
25章 パントテン酸
26章 葉酸
27章 コバラミン(ビタミンB12)
28章 ビオチン
29章 ビタミンC
30章 コリン
D 健康に関連するその他の化合物
31章 カロテノイド
32章 カルニチン
33章 システイン,タウリン,ホモシステイン
34章 グルタミン
35章 アルギニン,シトルリン,一酸化窒素
36章 健康増進における機能性食品とニュートラシューティカル
37章 ポリフェノールとフラボノイド
38章 腸内細菌叢のモジュレーターとしてのプロバイオティクスとプレバイオティクス
II 部 統合された生物系における栄養の役割
A 栄養素- 遺伝学的な作用機序
39章 栄養状態による遺伝子発現調節とニュートリゲノミクス
40章 遺伝的変異:栄養素の利用と代謝に及ぼす影響
41章 エピジェネティクス
B 消化,内分泌,免疫,および神経系のメカニズム
42章 消化管の栄養生理学
43章 栄養と化学的感覚
44章 摂食と食欲の制御
45章 栄養と免疫系
46章 酸化ストレスに対する防御機構
47章 栄養センシングの機序
III 部 ライフサイクルと生理学上の変化における栄養の必要性とアセスメント
48章 体組成
49章 身体計測の使用と解釈
50章 飢餓の代謝的結果
51章 カロリー制限の代謝的結果
52章 妊娠時の栄養
53章 授乳時の栄養
54章 乳児期と小児期の栄養
55章 青年期の栄養
56章 高齢者の栄養
57章 栄養素の欠乏と毒性による臨床症状
IV 部 病気の予防と治療
A 肥満と糖尿病
58章 肥満:疫学,病因,予防
59章 肥満の管理
60章 減量手術
61章 糖尿病の栄養管理
62章 メタボリックシンドローム:定義,インスリン抵抗性との関係,臨床的有用性
63章 栄養摂取と炎症過程
B 心血管疾患
64章 栄養素および遺伝子によるリポタンパク質代謝制御
65章 冠動脈疾患の予防のための栄養管理とリポタンパク質異常の管理
66章 食事と血圧
C 小児,思春期の異常
67章 小児の栄養補給(哺育)の問題
68章 タンパク質-エネルギー栄養障害
69章 遺伝性代謝疾患:アミノ酸,有機酸,ガラクトース
70章 遺伝性代謝疾患:β酸化異常
71章 特定疾患あるいはその他の病的状態をもつ乳児と小児に対する栄養管理
72章 小児の食料不足:身体的,心理情緒的,社会性の発達への影響
D 消化管の異常
73章 栄養と歯科医学
74章 食道・胃
75章 吸収不良の評価
76章 食事および腸の二糖類分解酵素
77章 短腸症候群
78章 炎症性腸疾患の栄養:クローン病および潰瘍性大腸炎の管理における役割への影響
79章 セリアック病
80章 過敏性腸症候群と憩室性疾患
81章 膵疾患の栄養
82章 肝疾患における栄養とアルコールの影響
83章 経腸栄養
84章 静脈栄養
85章 入院診療と外来診療における栄養療法
E 癌の栄養管理
86章 食事と発癌リスクに関する疫学
87章 癌性悪液質
88章 癌患者の栄養サポート
F 骨格および関節の異常
89章 骨代謝と疾患
90章 骨粗しょう症の予防と管理
91章 リウマチ性疾患における栄養と食事
G 外科,外傷の栄養
92章 異化亢進状態
93章 手術,外傷,敗血症患者の栄養サポート
94章 熱傷における栄養管理
H 行動,精神,神経学的な異常
95章 神経系の栄養障害
96章 食物摂取に影響を与える行動異常:他の精神異常と摂食障害
I その他の全身疾患
97章 栄養,食事と腎臓
98章 鉄欠乏性貧血とまれな栄養性貧血の血液学的特徴
99章 呼吸器疾患の栄養
100章 栄養と感染症
J 食品添加,危害物質,栄養素- 薬物相互作用
101章 食品添加物,汚染物質と天然毒物:安全な食品供給の維持
102章 食物アレルギーと不耐症
103章 薬物と栄養素の相互作用
V 部 人口と栄養
A 変化する世界の中の栄養
104章 健康な食事の基礎
105章 食事パターン
106章 食事摂取基準
107章 食品表示
108章 食料支援プログラム
109章 栄養転換:食事,生活習慣と非感染性疾患の世界の趨勢
110章 健常者のための食事ガイドライン:国際的な取組み
111章 微量栄養素の欠乏予防へのアプローチ
B 栄養とヒトの身体機能
112章 身体活動,フィットネス,健康
113章 スポーツ栄養
114章 進歩する栄養補助食品の科学
編
A・キャサリン・ロス
ペンシルベニア州立大学 Dorothy Foehr Huch chair 栄養学 教授
ベンジャミン・カバレロ
ジョンズ・ホプキンズ・ブルームバーグ公衆衛生大学院国際保健学 教授
ジョンズ・ホプキンズ大学医学部 小児科 教授
ロバート・J・カズンズ フロリダ大学 Eminent Scholar/アメリカ実験生物学会連合 会長・委員長/アメリカ栄養学会(ANS) 会長
キャサリン・L・タッカー ノースイースタン大学栄養疫学 教授
トーマス・R・ジーグラー エモリー大学医学部臨床分子生物学エモリーセンター 教授・センター長
総監訳
稲垣暢也(いながき のぶや)
京都大学大学院医学研究科糖尿病・内分泌・栄養内科学 教授
中屋豊(なかや ゆたか)
徳島大学名誉教授/東都春日部病院 院長
監訳
佐々木敏(ささき さとし)
東京大学大学院医学系研究科社会予防疫学分野 教授
田中清(たなか きよし)
神戸学院大学栄養学部 教授