著者・訳者:マット・ヘイグ 文/クリス・モルド 絵/杉本詠美 訳
版型・ページ数:四六判・並製・368ページ
発行年:2017年10月05日
ためしよみ
クリスマスの魔法が消えかけている!?
トナカイは空から落ち、トロルは怒り…サンタクロース、大ピンチ!
サンタクロース――つまりファーザー・クリスマスになったニコラスが、
人間界の子どもたちにクリスマス・プレゼントを配ってから1年。
一番最初にサンタを信じた少女アメリアは、
今年も懸命にクリスマスの願いごとをしていた。
プレゼントよりもはるかに大切な、母さんの具合が良くなりますようにという願いだ。
それなのにその年、ニコラスは現れなかった。
アメリアを待っていたのは救貧院での苦しい日々。
一方、ニコラスが暮らすエルフの世界にも大変なことが起こっていた……。
ハラハラドキドキのクリスマス・ストーリー。
愛すべき新しい古典の続編です。
(
※使用漢字…常用漢字 ※ふりがな…小学5年以上の漢字に付与)
※シリーズ第1作『クリスマスとよばれた男の子』2021年11月映画化!(日本ではNetflix11/24〜配信)
「クリスマスは世界を救う」シリーズ(全3巻)
・第1作『クリスマスとよばれた男の子』
・第2作『クリスマスを救った女の子』(2017年10月刊行)
・第3作『クリスマスをとりもどせ!』(2018年11月刊行)
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文
マット・ヘイグ(Matt Haig)
イギリスの作家。大人向けの作品に『今日から地球人』(早川書房)などの小説やビジネス書がある。児童書作品で、ブルー・ピーター・ブック賞、ネスレ子どもの本賞金賞を受賞、3作品がカーネギー賞候補作に挙げられている。息子に「ファーザー・クリスマスはどんな子どもだったの?」とたずねられたことから、本シリーズの第1弾『クリスマスとよばれた男の子』(西村書店)の着想を得た。
絵
クリス・モルド(Chris Mould)
イギリスの作家、イラストレーター。文と絵の両方を手がけた作品を多数発表しているほか、『ガチャガチャゆうれい』(ほるぷ出版)など多くの子どもの本のイラストも担当し、ノッティンガム・チルドレンズ・ブック賞を受賞。ケイト・グリーナウェイ賞などの候補に選ばれる。子どものころの自分が喜びそうな本を書くのが楽しみ。
訳者
杉本詠美(すぎもと えみ)
広島県出身。広島大学文学部卒。おもな訳書に、『テンプル・グランディン 自閉症と生きる』(汐文社、第63回産経児童出版文化賞翻訳作品賞)、「ガラスのうし モリーのおはなし」シリーズ(少年写真新聞社)、『アンドルー・ラング世界童話集』(東京創元社、共訳)、『クリスマスとよばれた男の子』(西村書店)など。東京都在住。