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西村書店

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特発性間質性肺炎(IIP)のすべて 私はIIPをこう診てきた

ISBN:978-4-89013-474-8

販売価格:7,480円(本体6,800円、税680円)

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書誌情報

著者・訳者:本間行彦 著
版型・ページ数:B5判・上製・120ページ
発行年:2017年04月27日

内容

特発性間質性肺炎(IIP)の病因と治療に対する意義深い一回答。
IIPに効果的な漢方治療とは!

原因不明といわれている「特発性間質性肺炎」。
半生をかけて本症を診てきた著者が、その「病因の推定」と一定の成果が出ている「漢方治療の実際」について、あますところなく綴った価値ある一冊。
呼吸器専門医や内科医はもとより、本症で苦しんでいる患者のみなさんにぜひ読んでもらいたい。

対象
呼吸器専門医、内科医、研修医、看護師、一般読者

目次
カラー口絵
はじめに
1 私がIIPに関わり出した頃
2 (旧)厚生省研究班による全国症例の臨床・病理からの徹底的検討
3 病名の統一
4 IIPの予後はいまだに3〜5年なのか
5 散逸構造理論による生命維持
6 例題としてのかぜ治療―対症療法の落とし穴
7 線維化抑制は対症療法か
8 間質とは、間質性肺炎とは
9 臨床および病理学的検討結果―山中A群(「定型例」)と山中B群(「非定型例」) 
10 山中病理学の特徴
11 病理組織学的分類上の混乱―特にKatzensteinのNSIPについて
12 病因論からみた定型例と非定型例
13 IIPの病因の大半は「膠原病」
14 IIPと肺病変先行型膠原病の病態に違いはあるのか
15 粉塵吸入も一部の症例では関与
16 無用な(?)ステロイド治療は「寝た子を起こす」
17 線維化抑制薬の功罪
18 漢方は間質の炎症を収束させる?―KL-6の漸減にみる
19 ステロイド治療について
20 免疫抑制剤について
21 急性増悪の引き金の大半はかぜウイルス
22 症例の呈示
23 急性型のハンマン-リッチ症候群とは何だったのか
24 小柴胡湯の副作用による間質性肺炎
25 IIPにおける肺癌合併
26 KL-6検査の意義
27 IIPに特徴的に聴かれる捻髪音(fine crackle)について
28 IIPの呼吸機能の特徴
29 臨床症状の息切れ、咳、痰について
30 IIPとは何か―私の結論
おわりに

著者略歴
本間行彦(ほんま ゆきひこ)
1936年札幌市生まれ。
1961年北海道大学医学部卒。
1966年同大学院卒(医学博士)。
同第一内科入局。
助手・講師を経て、1987年北海道大学医学部保健診療所教授。
同保健管理センター所長を経て、2000年定年退官。
北海道大学名誉教授。
同年、北海道漢方医学センター・北大前クリニック開設。
現在、理事長・院長。留学歴として、1972〜1973年オランダ国立グローニンゲン大学医学部研究員。
日本呼吸器学会名誉会員(元理事)、日本東洋医学会名誉会員(元理事)。
1997年北海道医師会賞・北海道知事賞、2001年日本東洋医学会学術賞受賞(いずれも間質性肺炎の研究)。
2001年日本東洋医学会学術総会(札幌)会頭。
著書に『本気で長生きしてみませんか』(北海道新聞社)、
『漢方が効く―北大名誉教授30年のカルテから』(北海道新聞社)などがある。