書誌情報
著者・訳者:R.クルスティッチ 著 牛木辰男/金澤寛明 訳
版型・ページ数:B5判・並製・356ページ
発行年:2017年04月05日
内容
驚くほど精緻な手描きの細密画!新たなる「解体新書」!
278点の手書き3D図で、人体の「細胞」「組織」「器官」の在り様を究める!
光顕像、透過電顕像、走査電顕像から得た知見を頭の中で再構築したうえで、三次元微細構造として組織学的な側面から捉えなおしたスゴイ1冊。
「訳者あとがき」より
本書を手に取ってくださって読者は、医学生・研究者を問わず、電子顕微鏡が解明した世界の豊富な情報に驚くとともに、本書が組織や器官の理解に大いに役立つことをすぐに理解してくださることと信じている。
構成
●基本事項 1点
●骨髄と造血 12点
●血液 3点
●心臓血管系 14点
●リンパ・免疫系 26点
●呼吸器系 18点
●消化器系 47点
●内分泌系 18点
●泌尿生殖器系 71点
●運動器系 3点
●外皮系 17点
●神経系 10点
●感覚系 38点
訳者略歴
牛木辰男(うしき たつお)
1957年新潟県生まれ。1982年新潟大学医学部卒業。新潟大学大学院医学研究科修了後、岩手医科大学医学部助手、講師、北海道大学医学部助教授を経て、1995年より現職の新潟大学医学部教授。専門は解剖学、特に組織学。著書に、『入門組織学 改訂第2版』(南江堂、2013)、共著に、『ボーニー 人体骨格模型 改訂版』(西村書店、2004)、『カラー版 細胞紳士録』(岩波新書、2004)、『ミクロにひそむ不思議 電子顕微鏡で身近な世界を見る』(岩波ジュニア新書、2008)などがある。
金澤寛明(かなざわ ひろあき)
1961年和歌山県生まれ。1987年新潟大学医学部卒業。1989年新潟大学医学部助手、講師、名古屋大学医学部保健学科講師、助教授、富山医科薬科大学医学部助教授を経て、2005年より現職の静岡県立大学看護学部教授。専門は解剖学(味蕾器の超微形態)。著書に、『人体の構造と機能 はじめての解剖生理学 講義と実習』(南江堂、2013)、共著に、『新版 基礎からの臨床医学 放射線診療に携わる人のために』(名古屋大学出版会、2013)、訳書に、『ビジュアル・アナトミー カラー人体図鑑」(西村書店、2010)、『カラー基本解剖アトラス』(西村書店、2011)、などがある。