書誌情報
著者・訳者:ヨナス・ヨナソン 著 中村久里子 訳
版型・ページ数:四六判・並製・312ページ
発行年:2016年11月1日
内容
お待たせしました。ヨナス・ヨナソン第4作!
すご腕の殺し屋が、バットを聖書に持ちかえた!?
デビュー作『窓から逃げた100歳老人』が全世界で1400万部を超えたブラックユーモア界の新星、ヨナソンが贈る第三弾は、聖なるハートウォーミング・コメディ!?
●ヨナソン氏から日本の読者へ、メッセージ動画はコチラから!
ヒットマン・アンデシュは、週3勤務で仕事に励む、やり手の売れっ子殺し屋。
そんな彼のマネジメントを買ってでた女牧師とさえないホテルの受付係は、まんまとおこぼれにあずかる平穏な毎日を送っていた。――あの日までは。
あろうことか、ヒットマンは信仰に目覚めてしまったのだ!
「イエスに会ったからには、もう隣人を殴ったり殺したりしない!」と宣言するヒットマンを、なんとか”改心“させ悪の道にUターンさせようと、ふたりはあの手この手を弄(ろう)するが、意外や彼の決心は固く……。
イエスの血(赤ワイン)が大好きな愛すべき殺し屋、神様嫌いな牧師、牧師以外の全人類が嫌いな受付係、彼らが最後に見つけた究極の幸せとは?
『窓から逃げた100歳老人』『国を救った数学少女』でおなじみ、ブラックユーモア界の新星ヨナス・ヨナソンが贈る第3弾は、聖なるハートウォーミング・コメディ!?
世界各国・各メディアが”笑賛”の声!
●「乾いたユーモアが秀逸! ヒットマン・アンデシュは、ちょっとマヌケで悪事も働くが、なにより広く大きなハートを持ったトンデモヒーローだ」
『DER SPIEGEL』ドイツ
●「もはやこれ以上のことは起こらないだろうと思ったまさにそのとき、物語はふたたび息を吹きかえし、思いもかけなかった方向へと展開する。ヨナソンの筆致の秘密は、彼が書くことを楽しんでいることにある。最高品質のエンターテインメント」
『NERIKES ALLEHANDA』スウェーデン
●「ひねりを利かせたユーモアたっぷりに、ヨナソンは現代社会を映し出す鏡のような3人の落ちこぼれたちの物語を紡いでいる」
『BILD』ドイツ
●「ヨナソンは辛らつで風刺に満ちた言葉を用いる。大人としてこれほど物語に夢中になって楽しめるとは……まるで子供に返った気分だ。この楽しい物語世界へと招待してくれたヨナス・ヨナソンにありがとうと言いたい」
『FYNS AMTS AVIS』デンマーク
●「最高のエンターテインメント。読むと元気が出る」
『REHEINISCHE POST』ドイツ
・11月11日(金)19:00〜 紀伊國屋書店新宿本店様にて刊行記念トークイベントを開催!
登壇者/杉江松恋さん(書評家)×中村久里子さん(本書訳者)×旭堂南陽さん(マルチリンガル講談師)
※ 終了しました。
著
ヨナス・ヨナソン(Jonas Jonasson)
1961年スウェーデンのヴェクショー生まれ。ヨーテボリ大学卒業後、地方紙の記者となる。その後、メディア・コンサルティングおよびテレビ番組制作会社OTWを立ち上げ成功。テレビ、新聞などのメディアで20年以上活躍した後、会社などすべてを手放し、家族と共にスイスへ移り住む。この間に第1作目となる『窓から逃げた100歳老人』(小社刊)を執筆し、世界的ベストセラー作家になる。天才数学少女が自分の人生を切りひらいていく2作目『国を救った数学少女』(小社刊)と併せ、全世界で好評を博している。現在はスウェーデンのゴットランド島に息子と猫、鳥とともに暮らす。デビュー作『窓から逃げた100歳老人』は全世界で1100万部を突破!
訳
中村久里子(なかむら くりこ)
新潟県出身。立教大学文学部心理学科卒。訳書に、『国を救った数学少女』、『カシュガルの道』(共に西村書店)、共訳に『アンドルー・ラング世界童話集』(東京創元社 共訳)。福岡県在住。