書誌情報
著者・訳者:門脇 孝 著
版型・ページ数: 四六判・並製・222ページ
発行年:2016年04月27日
内容
アディポネクチン(長寿ホルモン)の受容体の発見、日本糖尿病学会理事長としての功績。
これまでの歩みのすべては、患者さんへの切なる思いによって成し遂げられた---
著者 門脇孝(東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科 教授、第113回日本内科学会総会・講演会 会長)
●すべての医療スタッフ、すべての患者さんへ!
●肥満、糖尿病、サルコペニア、健康長寿の薬まで、肥満・糖尿病研究の世界的権威がわかりやすく解説。
“「一病息災」という言葉があります。
病気もなく健康な人よりも、一つぐらい持病があったほうが健康に気を配り、かえって長生きをする、という意味ですね。
糖尿病があったおかげで、健康長寿を全うできる。
そう考えてほしいのです。”(本文より)
内容紹介
1章 すべては「人のためになりたい」から始まった
2章 肥満研究が健康長寿薬の道を開いた
3章 患者さんのための知識――よく知れば、糖尿病は怖くない
4章 すべては患者さんのために
門脇孝(かどわき たかし)
著者略歴
1952年青森県生まれ。東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授。東京大学医学部卒業。東京大学医学部第三内科入局後、NIH(アメリカ国立衛生研究所)糖尿病部門客員研究員、東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科助教授を経て、2003年より現職。2008年より日本糖尿病学会理事長。2011年4月より東京大学医学部附属病院院長(〜2015年3月)。2016年第113回日本内科学会総会・講演会会長。2010年紫綬褒章受章。2013年日本学士院賞受賞。他に、ベルツ賞、持田記念学術賞、日本糖尿病学会学会賞(ハーゲドーン賞)、高峰記念三共賞、日本医師会医学賞、上原賞、日本糖尿病・肥満動物学会学会賞(米田賞)、武田医学賞、日本内分泌学会学会賞、日本肥満学会賞、日本糖尿病合併症学会賞、鈴木万平記念糖尿病国際賞など、受賞多数。編著に『カラー版 内科学』『ポケット判 カラー 内科学』『糖尿病学』(いずれも西村書店)などがある。