書誌情報
著者・訳者:ピエール・カバンヌ 著 中村隆夫 訳
版型・ページ数:四六判・上製・1016ページ
発行年:2008年11月25日
内容
その偉大さゆえに過大評価され、ゆがめられてきたピカソ像。
本書では、生前の本人への直接インタビューをはじめ、
丹念な取材をもとに、ひとつひとつ真偽を確かめながら巨匠の姿を明らかにしていく。
文
ピエール・カバンヌ Pierre Cabanne (1921〜2007)
フランスの美術批評家、ジャーナリスト、作家。国立高等装飾美術学校の教授を務め、ジャーナリストとしては『コンバ』紙、『ル・マタン』紙に多くの美術批評を執筆。ピカソのほか、ゴッホ、ルーベンス、フェルメール、アール・デコ、ロートレック、デュシャンなどの研究書や、美術館のガイドブックなどを執筆。美術事典の編纂にも関わる。
訳
中村隆夫(なかむら たかお)
多摩美術大学教授。上智大学文学部フランス文学科卒業、慶應義塾大学大学院美学美術史修士課程修了。著書に『絵画の向こう側』(NHK出版)、『バロックの魅力』(共著、東信堂)、『象徴主義:モダニズムへの警鐘』(東信堂)、訳書にクーパー『キュビスム』(西村書店)など。監修した展覧会に「洗濯船と蜂の巣」展(2016年)、「ピカソ--子どものような純真な心で」展(2007年)など。