書誌情報
著者・訳者:ルイス・キャロル 作 ロバート・イングペン 絵 杉田七重 訳
版型・ページ数:A4変型判・オールカラー・上製・192ページ
発行年:2015年12月25日
内容
『不思議の国のアリス』続編。
表情豊かな挿し絵と、読みやすい新訳のオールカラー愛蔵版で、
とびきりナンセンスな冒険の世界へ!
雪の日の午後、アリスは暖炉の上の鏡を通りぬけて、
現実とは逆さまの世界へ入り込んでしまいます。
チェスの駒が歩き回り、花々がしゃべる世界で、
奇妙なチェスゲームに参加したアリスは、
ハンプティ・ダンプティや、いばりくさった赤の女王、混乱している白の女王など、
奇妙奇天烈なものたちに遭遇します。
『不思議の国のアリス』が最初に刊行されてから150年。
その続編となる本作にも、国際アンデルセン賞受賞画家イングペンが魅惑的な挿し絵を描きました。
前作同様、突拍子もないユーモアやきらめくような言葉遊びが散りばめられ、
少し大人になったアリスに出会えます。
カラー豪華愛蔵版。
「わたしがあなたくらいの年には…(中略)
朝食を食べるまえに、ありえないことを6つも信じられたことだってあったわよ」
※小学校5年以上の漢字にルビ
作
ルイス・キャロル(Lewis Carroll)(1832-1898)
イギリスの童話作家・数学者。
名作『不思議の国のアリス』の初版は1865年にジョン・テニエルの挿し絵付きで刊行され、6年後に続編『鏡の国のアリス』が出版された。
絵
ロバート・イングペン(Robert Ingpen)(1936-)
オーストラリア生まれの挿し絵画家、装丁家。
1986年に国際アンデルセン賞を受賞。
挿し絵を手がけた作品は、本書の ほか『不思議の国のアリス』『楽しい川辺』『聖ニコラスがやってくる!』(以上西村書店)、『宝島』、 『ピーターパンとウェンディ』など多数。
訳
杉田七重(すぎた ななえ)(1963-)
翻訳家。主な訳書に『発電所のねむるまち』 (あかね書房)、『クリスマスキャロル』(角川書店)、『石を積むひと』(小学館)、『不思議の国のアリス』『楽しい川辺』(西村書店)などがある。