書誌情報
著者・訳者:ヨナス・ヨナソン 著 柳瀬尚紀 訳
版型・ページ数:四六判・並製・416ページ
発行年:2014年07月06日
内容
世界1,500万部の大ベストセラー作家、”笑撃”のデビュー作!
100歳の誕生日パーティーを目前に、おしっこ履きのまま老人ホームを逃げ出した主人公アラン。
お酒(とくにウオッカ!)が大好き、宗教と政治が大嫌い。
ひょんなことから手にした大金入りスーツケースをめぐって、ギャングや警察に追われることとなり、途中で知り合ったひと癖もふた癖もあるおかしな仲間とともに珍道中を繰り広げる。
一方、過去のアランはというと、爆発物専門家としてフランコ将軍やトルーマン、スターリンと日夜酒を酌み交わしては、エポックメイキングな人物として世界史の重大シーンにひょこひょこ顔を出す!
アランの逃避行と100年の世界史が交差していく、二重構造ならぬ「百重構造」のドタバタコメディ。
2019年7月、続編『世界を救う100歳老人』刊行!
映画「100歳の華麗なる冒険(邦題)」原作
2015年本屋大賞第3位(翻訳小説部門)
主なメディア紹介
●朝日新聞「天声人語」2020年1月28日付
●宮崎日日新聞「ブックラック」 書評 2014/6/15
●NEWS本の雑誌「今週はこれを読め!」 書評 杉江松恋氏 2014/6/21
●サンケイビジネスアイ 書評 2014/6/28号
●サンデー毎日「今週のイチオシ」書評 岡崎武志氏 2014/7/3号
●週刊朝日「週刊図書館」 書評 翻訳家・松永美穂氏 2014/7/18号
●週刊新潮 書評 教文館・吉江美香氏 2014/7/24号
●週刊文春「今週の必読」 書評 大矢博子氏 2014/9/4号
●中国新聞「日曜本棚」書評 翻訳家・金原瑞人氏 2014/7/13 ※
●岩手日報 書評 翻訳家・金原瑞人氏 2014/7/13 ※
●福島民報「楽読楽書」 書評 翻訳家・金原瑞人氏 2014/7/18 ※
●福島民友「ブック・サイト」書評 翻訳家・金原瑞人氏 2014/7/19 ※
●京都新聞「楽読楽書」 書評 翻訳家・金原瑞人氏 2014/7/20 ※
●週刊読書人 書評 翻訳家・武者圭子氏 2014/7/25
●産経新聞 書評 翻訳家・三辺律子氏 2014/7/27
※は共同通信配信記事
著
ヨナス・ヨナソン(Jonas Jonasson)
1961年スウェーデンのヴェクショー生まれ。ヨーテボリ大学卒業後、地方紙の記者となる。その後、メディア・コンサルティングおよびテレビ番組制作会社OTWを立ち上げ成功。テレビ、新聞などのメディアで20年以上活躍した後、会社などすべてを手放し、家族と共にスイスへ移り住む。この間に1作目となる本書を執筆。天才数学少女が自分の人生を切りひらいていく2作目『Analfabeten som kunde r kna』と併せ、全世界で好評を博している。現在はスウェーデンのゴットランド島に息子と猫、鳥とともに暮らす。
訳
柳瀬尚紀(やなせ なおき)
1943年北海道生まれ。早稲田大学文学部大学院博士課程修了。訳書に『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』(筑摩書房)、『フィネガンズ・ウェイク』(河出書房新社)、『チョコレート工場の秘密』(評論社)、『聖ニコラスがやってくる!』『リアさんって人、とっても愉快!』(西村書店)など多数。著書に『翻訳はいかにすべきか』(岩波書店)、『日本語は天才である』(新潮社)などがある。