スピルバーグに出会う、出会いなおす、またとない1冊。
『ジョーズ』から40年――今こそスピルバーグを振り返る。
スピルバーグ世界への自由な思考を促す、最良の道しるべ。
『激突!』から『リンカーン』までの全28作を、
400枚以上の迫力ある美しいカラー図版とともに解説。
初めて明かされる貴重な発言の数々。
スピルバーグの言葉は、すべて著者のシッケル自身が直接インタビュー。
●「訳者あとがき」より
「わたしは撮影のあいだずっとスピルバーグには感嘆していたが、
完成した映画を見たとき、彼の才能への尊敬の念はいや増すばかりだった」と、
『未知との遭遇』に出演したフランソワ・トリュフォーは述べたことがある。
訳者たちも(そして本書の読者も)、まだしばらくのあいだは、スピルバーグの新作のたびごとに、
トリュフォーが感じたであろう尊敬の念を覚えることであろう。
そんなスピルバーグの「進化」の過程で、
さらに作品数が重ねられるほどに、本書はますます価値を高めるはずだ。
●主なメディア紹介
・BRUTUS No. 953 百読本 2021年の副読本 世の中を読み解くブックガイド90冊。「改めて振り返りたいスピルバーグ。」
https://magazineworld.jp/brutus/brutus-953/ ●selector : 編集者、ライター 門間雄介さん
●第23回東京国際ブックフェアにて南波克行氏によるトークイベント『宮崎駿とスピルバーグの映像世界』開催!●2016年9月24日(土)16時〜17時 ●会場:東京ビッグサイト
→終了しました。
●HMV&BOOKS TOKYOにて訳者によるトークイベント第二弾、開催決定!●2016年5月27日(金)19時〜
→終了しました。
●ジュンク堂書店・池袋本店にてトークイベント開催●2016年1月22日(金)19時30分〜
→終了しました
著者
リチャード・シッケル
1933年ウィスコンシン州ミルウォーキー生まれ。映画評論家として40年以上にわたり、ライフ誌およびタイム誌に寄稿。数多くの著書があり、またTVドキュメンタリーの脚本・監督・製作なども行っている。――わたしはこれまで自分について書かれた本に協力したことは一度もありません。とスピルバーグが記しているとおり、本書は、スピルバーグのシッケルへの友情と信頼があって初めて成り立ったと一冊といえる。
訳者
大久保清朗(おおくぼ きよあき)
1978年東京都生まれ。映画研究者。山形大学人文学部准教授。東京大学大学院超域文化科学専攻表象文化論博士課程満期退学。共著に蓮實重彦・山根貞男編『成瀬巳喜男の世界へ』(筑摩書房)、南波克行編『スティーブン・スピルバーグ論』(フィルムアート社)など、訳書にフランソワ・ゲリフ『不完全さの醍醐味―クロード・シャブロルとの対話』(清流出版)などがある。映像学講義の傍ら、「ユリイカ」などで幅広く執筆している。
南波克行(なんば かつゆき)
1966年東京都生まれ。映画評論家・批評家。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。茨城大学教育学部教養科目の授業において年に1度、映画に関する講義も行う。著書に『宮崎駿 夢と呪いの創造力』(竹書房新書)、編著に『スティーブン・スピルバーグ論』『トム・クルーズ キャリア、人生、学ぶ力』(ともにフィルムアート社)など。アメリカ映画を中心に「キネマ旬報」などへも寄稿している。