書誌情報
著者・訳者:ローズマリー・マカーニー 文 西田佳子 訳
版型・ページ数:B4変型判・上製・32ページ
発行年:2014年11月07日
内容
親愛なるマララ。
あなたに会ったことはないけど、なんだか親しみを感じるわ――。
マララ・ユスフザイは、みんなに勇気を与えてくれる女の子です。
パキスタンに暮らしていたマララは、学校にかよいたいとのぞんだために、武装集団タリバンに銃撃されました。
そのときからマララは世界中の人々に注目されるようになりました。
マララの勇気は、世界中の女の子たちの権利を守る声になったのです。
本書は、美しい写真とともにつづられたマララへのメッセージです。
世界中の女の子たちがマララに共感し、姉妹のような愛情をいだき、称賛の声をおくっています。
女の子が学校へ通えるようになるには、貧困や差別、暴力など、乗り越えなければならない障害があるということを、多くの女の子たちが身をもって知っています。
そんな女の子たちはこう思っています。
「マララはわたしたちのリーダー、わたしたちの味方、わたしたちの仲間なの」と。
2014年10月、史上最年少でノーベル平和賞を受賞。
マララに勇気をもらった世界中の女の子たちからのメッセージをつづる写真絵本。
巻末ではマララが国連でスピーチした内容を子ども向けにわかりやすく紹介。
文
ローズマリー・マカーニー(Rosemary McCarney)
カナダの国連大使および国連のジュネーブ軍縮会議の常任理事。
カナダのプラン・インターナショナル代表。プラン・インターナショナルのグローバルキャンペーン「Because I am a Girl(わたしは女の子だから)」を立ち上げたメンバーのひとりでもある。
同キャンペーンは、女の子を取り巻くリスクから守り、彼女たちが生きる力を発揮できるよう促すことで、貧困や差別、暴力のない世界を目指している。
国連の「国際ガールズ・デー(10月11日)」制定にも尽力した。
100近くの国々において、弁護士としての技能を生かして活動している。
主著に、『マララさん こんにちは 世界でいちばん勇敢な少女へ』『すごいね! みんなの通学路』『私はどこで生きていけばいいの?』『わたしは女の子だから』(以上、西村書店)がある。
訳
西田佳子(にしだ よしこ)
翻訳家。東京外語大学英米語学科卒業。東京都立川市在住。
おもな訳書に、クロンビー「警視シリーズ」(講談社)、プリーストリー『ホートン・ミア館の怖い話』(理論社)、『わたしはマララ』(共訳・学研マーケティング)、『マララさん こんにちは』『マララの物語』『すごいね! みんなの通学路』『私はどこで生きていけばいいの?』『赤毛のアン』『小公子セドリック』『ファング一家の奇想天外な謎めいた生活』(以上、西村書店)など。