書誌情報
著者・訳者:ジェラール
版型・ページ数:B4変型判・上製・192ページ
発行年:2012年01月27日
内容
芸術家が生活と制作のために築き上げた住まいとはどんなものだったのか。
本書では、ミュシャ、マグリット、モロー、キリコ、モネなど、
個性豊かな14人の画家と彫刻家の住まいを、美しい写真とともに紹介する。
豪勢な城で制作に打ち込んだ者もいれば、
都会から離れた静かな一軒家で壁もインテリアも何もかも自らの芸術で装飾した者、
あるいはお気に入りの芸術品コレクションで飾りたてた者もいる。
こうした住まいは、ある意味彼らの内なる世界を表したものでもあり、
作品集ではうかがい知れない一面を見せてくれる。
芸術家ならではの美的センスにあふれた住まいを堪能できる一冊。
好評書『作家の家』に続く第2弾。
文
ジェラール=ジョルジュ・ルメール Gérard-Georges Lemaire
作家、歴史家、美術評論家。1974年にFlammarion社から外国文学を紹介する「Connections(コネクシヨン)」シリーズを創刊し、続いて1980年Christian Bourgois社から「Les Derniers mots(最後の言葉)」シリーズと雑誌L’Ennemi(『敵』)を創刊する。フランス国内外で70以上の展覧会を企画し、30点ほどの著作を出版している。
写真
ジャン=クロード・アミエル Jean-Claude Amiel
写真家。Elle(『エル』)とMadame Figaro(『マダム・フィガロ』)のために10年間仕事をする。Marie-Claireグループ発行の雑誌に定期的に取材記事を発表。Le Bel Appétit de monsieur Balzac(『バルザック氏の旺盛な食欲』), Éditions du Chêneなど著作多数。
訳
矢野陽子 やの ようこ
東京都出身。東京大学大学院人文科学研究科美術史学専攻修了。専門はフランス近世美術史。現在、青山学院大学、駒澤大学、玉川大学で講師を勤める。著書に『新古典主義と革命期美術』(共著、小学館世界美術全集19)、訳書に『ルーヴル美術館の絵画』(共訳、中央公論新社)、『ヨーロッパの装飾美術 第2巻 古典主義とバロック』(共訳、中央公論新社)など。