書誌情報
著者・訳者:西 勝英 著
版型・ページ数:四六判・並製・272ページ
発行年:2014年05月12日
内容
正しい知識が「依存」を防ぐ!
ある日、襲いかかる「フラッシュ・バック」って…?
依存性がない「くすり」なら大丈夫…?
正しい知識が「依存」を防ぐ。
大麻、コカイン、覚せい剤、脱法ハーブから処方薬、タバコ、アルコールまで、薬理学のスペシャリストが、乱用の現状や依存性、作用・副作用をわかりやすく解説。
”うちの子に限って…”、”私は大丈夫”は、通用しない!
目次
第1章 どうして「くすり」に魅せられる?―薬物依存のしくみ(「くすり」に魅せられた人たち/やめられない!薬物依存症の始まり /快楽・興奮のしくみ)
第2章 「依存」へ誘う身のまわりの嗜好品―合法だが依存性がある物質(アルコール タバコ)
第3章 ひそかに売られるあぶない「くすり」―違法薬物と依存(大麻(マリファナ) オピオイド(アヘン、モルヒネ、ヘロイン) コカイン 覚せい剤(アンフェタミン、メタンフェタミン) 幻覚薬 揮発性有機溶媒 脱法ハーブ)
第4章 処方薬なら大丈夫?―医師処方薬の危険な副作用(抗不安薬、催眠薬(ベンゾジアゼピン系薬物) かぜ薬 ステロイド薬 利尿薬 アナボリック・ステロイド(たんぱく同化ホルモン))
第5章 「くすり」に溺れる人を救う―発見と治療に向けて(「薬物依存」の初期対応 「薬物依存症」の治療)
著者
西勝英(にし かつひで)
熊本大学名誉教授、医療法人桜十字病院総院長。研究分野:神経生理・薬理学、循環器薬理学。1962年熊本大学医学部卒業、1967年熊本大学大学院医学研究科修了、医学博士号取得。ユタ大学(アメリカ)医学部生理学講座講師を経て、1979年熊本大学医学部薬理学講座教授就任。退官後は、熊本日日新聞医療アドバイザー、TKU(テレビ熊本)医療コメンテーターとしても活躍。現在、高齢者医療に従事。