書誌情報
著者・訳者:Richard V Goering・Hazel M Dockrell・Derek Wakelin・Mark Zuckerman・Peter L Chiodini・ Ivan M Roitt・Cedric Mims 著 中込治 監訳
版型・ページ数:B5判・並製・624ページ
発行年:2012年03月01日
内容
監訳
中込治(長崎大学大学院教授)
訳
有川二郎 北海道大学大学院 教授
佐藤成大 岩手医科大学 教授
錫谷達夫 福島県立医科大学 教授
中込とよ子 長崎大学大学院 准教授
中根明夫 弘前大学大学院 教授
西園晃 大分大学 教授
本郷誠治 山形大学 教授
本間季里 長崎大学大学院 講師
由井克之 長崎大学大学院 教授
シンプルな図表によって微生物学の要点が理解できる。感染症を「宿主-寄生体間の闘い」という観点から理解し、包括的に病原体を紹介する。また免疫学の最新の展開を取り入れ、その発症メカニズムを提示した。「微生物学の教訓」「キーポイント」「コンフリクト」など、理解を助けるコラムも充実。さらに、読みやすいように、細菌・真菌は学名だけでなく和名を併記した。
目次
1部 敵対者 その1:微生物
第1章 寄生体としての微生物
第2章 細 菌
第3章 ウイルス
第4章 真 菌
第5章 原 虫
第6章 蠕虫と節足動物
第7章 プリオン
第8章 宿主‐寄生体の関係
2部 敵対者 その2:宿主の防御機構
第9章 生体の自然免疫応答による防御機構
第10章 飛躍的防御効果を持つ獲得免疫応答
第11章 獲得免疫応答の分子基盤
3部 微生物と宿主のせめぎ合い
第12章 感染症の背景
第13章 侵入,排泄,伝播
第14章 免疫応答の実際
第15章 体内伝播と増殖
第16章 寄生体の生存戦略と持続感染
第17章 感染による病理学的側面
4部 臓器系統別にみた感染症の臨床症候と診断
第18章 上気道感染症
第19章 下気道感染症
第20章 尿路感染症
第21章 性感染症(STD)
第22章 消化管感染症
第23章 産科領域・周産期感染症
第24章 中枢神経系感染症
第25章 眼感染症
第26章 皮膚,軟部組織,筋肉および関連する組織の感染症
第27章 節足動物媒介性感染症
第28章 多臓器性人獣共通感染症
第29章 不明熱(FUO)
第30章 易感染性宿主にみられる感染症
5部 診断・治療・予防
第31章 感染症制圧のための戦略
第32章 感染症の診断と宿主防御機構の評価
第33章 外敵への攻撃:抗菌薬と化学療法
第34章 感染防御:予防接種
第35章 受動免疫療法と非特異的免疫療法
第36章 院内感染,滅菌,消毒
付録:病原体リスト