書誌情報
著者・訳者:アンヌ・プリショタ サンドリーヌ・ヴォルフ 著 児玉しおり 訳
版型・ページ数:四六判・並製・656ページ
発行年:2012年12月
内容
オクサの希望と絆の冒険!
フランスの図書館司書が自費出版から生み出した世界的ベストセラー。
もうすぐ13歳になるオクサ・ポロックは、空手を習い、忍者になるのが夢という活発な女の子。
両親の仕事の都合で、パリからロンドンへ引っ越し、
幼なじみのギュスとともにロンドンのフランス人学校、聖プロクシマス中学校に転入する。
新学期初日の夜、オクサの身に不思議なことが起こる。手のひらから火の玉が飛びだしたり、
からだが宙に浮いたり、おなかに奇妙なアザができたり……。
不安を感じながらも興奮するオクサだったが、やがて自らの身の上に隠されたとてつもない秘密を知る。
オクサは、迫りくる危険と戦いながら、仲間との絆を深め、とまどいつつも運命に立ち向かっていく──。
●フランスを震撼させたネオ・ファンタジーシリーズ(全6巻)。
YA大賞受賞(フランス レンヌ2012年)、児童文学賞(オーストリア ウィーン2012年)、W受賞!
作
アンヌ・プリショタ(Anne Plichota)
フランス、ディジョン生まれ。
中国語・中国文明を専攻したのち、中国と韓国に数年間滞在する。
中国語教師、介護士、代筆家、図書館司書などをへて、現在は執筆業に専念。
英米文学と18〜19世紀のゴシック小説の愛好家。
一人娘とともにストラスブール在住。
サンドリーヌ・ヴォルフ(Cendrine Wolf)
フランス、コルマール生まれ。
スポーツを専攻し、社会的に恵まれない地域で福祉文化分野の仕事に就く。
体育教師をへて、図書館司書に。
独学でイラストを学び、児童書のさし絵も手がける。
ファンタジー小説の愛好家。ストラスブール在住。
訳
児玉しおり(こだま しおり)
1959年広島県生まれ。
神戸市外国語大学英米学科卒業。
1989年渡仏し、パリ第3大学現代フランス文学修士課程修了。
フリーライター・翻訳家。
おもな訳書に『おおかみのおいしゃさん』(岩波書店)、『ぼくはここで、大きくなった』『みずたまのたび』(以上、西村書店)など。パリ郊外在住。