北欧発、メルヘン&サスペンス&ミステリー。トペリウス賞受賞作家 初邦訳!
孤高の少女、ルミッキ。フィンランド語で“白雪姫”という意味をもつ名だ。
だが、そのイメージにはそぐわない風貌で、謎めいた過去をもつ。
親元をはなれ、一人暮らしをしている彼女はフィンランドのタンペレ市の芸術高校に通っている。
誰とも交わらず、いつも一人で行動するルミッキは高校の中でも異色の存在だった。
しかし、校舎内の暗室で、血を洗い流して干してある札束を目撃したせいで、犯罪事件に巻き込まれる。
事件の謎とともに、どんな状況にもひるまず立ち向かっていくルミッキの過去が徐々に明かされていく。
一気読み確実のスリラー。
●ルミッキシリーズ完結記念 北欧人気作家サラ・シムッカ、2015年12月来日イベント
→ 終了しました
・来日イベントの概要(弊社Facebookをご参照ください)
https://www.facebook.com/lumikki.Japan/
作
サラ・シムッカ(Salla Simukka)
1981年生まれ。作家、翻訳家。”Jaljella”と続編”Toisaalla”(未邦訳)で2013年トペリウス賞を受賞。おもにヤングアダルト向けの作品を執筆し、スウェーデン語で書かれた文学を精力的にフィンランド語に翻訳している。また、書評の執筆や文芸誌の編集にも携わるなど、多彩な経歴を持つ。本書の主な舞台であるフィンランドのタンペレ市に在住。
訳
古市真由美(ふるいち まゆみ)
フィンランド語翻訳者。茨城大学人文学部卒業。主な訳書に、レヘトライネン『雪の女』(東京創元社)、ロンカ『殺人者の顔をした男』(集英社)、ディークマン『暗やみの中のきらめき 点字をつくったルイ・ブライユ』(汐文社)など。