書誌情報
著者・訳者:ミュリエル・マンゴー 文 カルメン・セゴヴィア 絵 とき ありえ 訳
版型・ページ数:B4変型判・上製・26ページ
発行年:2007年07月25日
内容
病に倒れた母のため、死神を黒グルミの中に閉じ込めたポール。
しかし、「死」のない世界で、こまったことが次々に起こり...。
病に倒れた母を救うため、ポールは、
死神とたたかい、黒グルミの中に閉じ込めました。
けれど、「死」のない世界では、たまごは割れず、畑の作物は収穫できず、魚は海へ戻ってしまいます。
「生」と切り離すことができない「死」。
命のおきてを母から教えられたポールは、黒グルミを探しに出かけます。
訳
ときありえ
1951年、東京生まれ。
ジャーナリストの父より多くの児童書を与えられて育つ。
4年間パリに暮らし、パリ大学の文明講座に学ぶ。
子育ての中で児童文学の創作を始め、『のぞみとぞぞみちゃん』(理論社)で日本児童文学者協会新人賞を受賞。
創作に『ココの森の夢のおはなし』(パロル舎)、訳書に『黒グルミのからのなかに』(西村書店)、『ソフィーとちびレタス』(講談社)、『ペンギン絵本』(理論社)などがある。