書誌情報
著者・訳者:ラフィク・シャミ 著 池上弘子 訳
版型・ページ数:B6判・上製・488ページ
発行年:2002年07月10日
内容
ある日、旧友から届いた一通の手紙をきっかけに、若き日の思い出がよみがえってきて…。
幼なじみからの手紙に導かれ、アラビアへ向かうサーカス団長の「旅」。
ドイツの人気作家シャミ、待望の長編!
著
ラフィク・シャミ(Rafik Schami)
1946年シリアのダマスカス生まれ。1971年よりドイツ在住。大学で化学を学び、1979年に博士号を取得した。1982年以降、作家として活動し、世界150万部のベストセラー『夜の語り部』や『空飛ぶ木』『蠅の乳しぼり』『モモはなぜJ・Rにほれたのか』『夜と朝のあいだの旅』『ミラード』(以上、西村書店)などを発表。ドイツ語圏におけるもっとも成功した作家の一人である。作品は27の言語に翻訳されており、多数の賞を受賞。『片手いっぱいの星』(岩波書店)でチューリヒの児童文学賞を、2010年に『愛の裏側は闇』(東京創元社)に対してIPPY(独立出版社書籍賞)ゴールドメダル賞を、2011年には忘却に抗し民主主義を支援する文学に対して贈られるゲオルク・グラーザー賞を受賞している。