書誌情報
著者・訳者:日置久子 著
版型・ページ数:A5判・上製・386ページ
発行年:2006年09月15日
内容
「服装の変遷は、人間の社会、生活、思想を反映する」
マリ=アントワネットからバレンシアガ、シャネル、ゴルチエ、
世界に進出する日本人デザイナーまで、200年のファッション史。
私たちの現在の服装にいたるまでには、どのような服飾スタイルが、
どのようにして生まれ、消え去っていったのだろうか
英仏二大革命以来の200年余のあいだに、めまぐるしく変化を遂げてきた女性服。
その激変の背景には、服地の生産技術の向上や流通網の発達などとともに、
女性をめぐる思想やその地位の向上、生活様式の劇的な変化があった。
本書は、各時代の人々の思想・生き方との関わりから服飾の意義を問い直すという、
これまでにない近・現代女性服飾史書である。
目次
1章 フランス大革命期と近代服の誕生
2章 イギリス産業革命と衣生活
3章 ナポレオン帝政期のエンパイヤ・スタイル
4章 ロマンティック・モードとフェミニズム
5章 ヴィクトリア時代の理想的女性とモード
6章 ブルーマー服とフェミニストたち
7章 スポーツウエアから現代服へ
8章 ベル・エポックの華やかな女性モード
9章 ギャルソンヌのモード
10章 オートクチュールの有終の美
11章 ベビーブーマーたちのモード
12章 新しい女性美へ向かって
13章 第二次世界大戦後の日本女性とモード
14章 経済大国日本のモード
最終章 二十一世紀の服装
著者
日置久子(ひき ひさこ)
ファッション・ジャーナリスト、国際服飾学会幹事、多摩美術大学非常勤講師。