書誌情報
著者・訳者:E. S. Cohen 著 鴨井久一監訳
版型・ページ数:B5判・並製・536ページ
発行年:2009年09月24日
内容
オールカラー。
米国歯科学界における定番テキスト。このアトラスは、初学者には知識を、一般臨床家には技術の向上を、ベテラン臨床家には情報資料としての活用を約束する。歯周外科の現代パラダイムは、本書2版の出版後大きく変わり、審美とインプラントが現在の歯周治療における臨床的基盤となっている。審美歯科の重要性はますます高まり、今日では口腔関連の顔貌、歯周組織の考慮なしで症例を取り扱うことはできない。術式の開発も、満足のゆく審美的効果を得る目的で精錬され、歯周組織の維持、増生、変革が試みられている。歯科インプラントも治療範囲を拡大しているが、インプラント埋入のための安易な抜歯の結果として、臨床技法が低下するとともに、抜歯というオーバトリートメントによりさらなる歯周治療が必要となるケースもある。 本書はかかる状況に対応すべく、より高次の歯科治療と歯の保存を一層強化することを目的に、切開・縫合といった一般外科技法の基本から骨移植などの応用・最先端の術法までを、膨大な臨床写真と優れたカラー図版でヴィジュアル化した。読者の知識や技術水準に対応できる、圧倒的に豊富かつ詳細な情報を網羅した大改訂版である。
目次
第1部 基礎
[1] 外科の基礎
第1章 予 後
第2章 外科処置の基本
第3章 縫合および縫合法
第4章 スケーリング,ルートプレーニング
[2] 外科様式の基礎
第5章 歯肉切除術と歯肉整形術
第6章 歯肉歯槽粘膜形成術
第7章 口蓋側フラップ手術
第8章 上顎前歯部ポケットの審美的治療法
[3] 骨の外科手術
第9章 歯槽骨切除術
第10章 骨誘導手術
第11章 組織再生誘導法
第12章 根分岐部病変の処置
第2部 審美歯科の基本
[1] 審美歯科の分析
第13章 視覚認知
第14章 審美的構造の分析
[2] 前歯部露出
第15章 前歯部露出の鑑別診断
第16章 生物学的幅径
第17章 歯周組織のバイオタイプ(個体差)
第18章 歯冠延長術
第19章 受動萌出遅延歯: ガミースマイル
第3部 高度な歯周治療法
第20章 生体力学的根面処理
第21章 審美的歯肉の再健
第22章 歯槽堤増成術
第23章 抜歯窩保存術
第24章 乳頭再建術
第25章 埋伏歯の外科的露出
第4部 高度な外科手術法
第26章 オステオトームによる上顎洞底挙上
第27章 上顎洞底挙上手術
第28章 下顎、下顎枝および同種他家ブロック骨移植
第29章 マイクロサージェリー